エンパイア 成功の代償 シーズン1 第11話より:

divide and conquer
分割統治、仲間割れ


ルシウスはハキームの彼女・カミラを強引にロンドンに追放し
彼のアルバムデビューとエンパイアの上場に向けて、精力的に動き出す。

ハキームのアルバムリリースはエンパイアの上場日と同日の予定で
ルシウスはハキームのために大々的なリリースパーティを企画し
メディアにも積極的に売り込みをかける。

取材陣に囲まれたルシウスは上機嫌でハキームのアルバムのPRを行うが、記者の一人が
ハキームに先駆けてリリースされたジャマルのアルバムについての感想を求める。

Hakeem Lyon’s album debuts the day that Empire goes public,
ハキームのアルバムは上場日にリリースする、(ルシウス)

and in a moment, you’re gonna meet the man I expect to take over Empire one day.
そしてすぐにも、エンパイアを継ぐ男をご紹介出来るでしょう。(ルシウス)

Tonight you’re touting your son Hakeem’s upcoming release,
今夜あなたはハキームを猛プッシュされるようですが、(記者)

but your son Jamal already dropped an album.
ジャマルもアルバムを出しましたよね。(記者)

What are your thoughts about it?
ご感想は?(記者)

Well, you said it best when you said tonight we’re talking about Hakeem.
今夜はハキームが主役だ。(ルシウス)

The Source compared him to you, and I quote,
専門誌によれば(記者)

“Jamal Lyon’s memorable verses and elegant riffs might actually surpass what was known back in the day as the Lucious Lyon Sound.”
「ジャマルの洗練されたサウンドは、ルシウスをしのぐとも言える」と。(記者)

Baby, you’re not gonna divide and conquer with me.
ベイビー、俺は君の挑発には乗らんよ。(ルシウス)


take over「(事業・職務などを)引き継ぐ」。

tout「押し売りする、しつこく勧誘する、客引きをする」。

Tonight you’re touting your son Hakeem’s upcoming release
(今夜あなたはハキームのアルバムを押し売りする)
=「ハキームを猛プッシュする」。

what are your thoughts~?「~ついてどう思いますか?、~のご感想は?」。

you said it best when you said tonight we’re talking about Hakeem
(君が何かをベストと評する事があるなら、今夜の場合それはハキームの事だ)
=「今夜はハキームが主役だ」。

compared to~「~と比べて・比較して」
また同じ意味で compared with~ というのもあります。

この2つの(厳密な)違いは

・compared to~ 異なる種別のものを比較する時
・compared with~ 同じ種別のものを比較する時

という使い分けがあるようです。

ルシウスの楽曲はヒップホップで、ハキームは正に父と同じ路線ですが
ジャマルの楽曲はジャンルが父とは異なります。

そうすると compared him to you(ジャマルとあなたを比較して)、
with ではなく to なのにも納得ですね。

しかしこの2つは今では少なくとも会話では、
to でも with でも使いやすい方を使うのが一般的なようです。

quote「引用する」。

surpass「しのぐ、上回る、超える」。

そして divide and conquer は「分割統治、仲間割れ」。

直訳すると「分裂させて征服する」という事で
ある一つの集団に争いの種をまき、内側から分裂させて
外から手を出さなくとも崩壊させる、そういう戦略を指す表現です。

divide and conquer を国家の統治法として用いる場合は
「権力を一人に集中させず分散させて、統治を容易にする」という手法を表します。

何だか小難しい感じもしますが、大きな国家から小さな家族まで共通するイメージは
「その組織の団結を壊して、くみしやすくする」といった感じでしょうか。

you’re not gonna divide and conquer with me
(仲間割れを誘おうとしても、俺には通じない)=「君の挑発には乗らない」。

分かりやすくジャマルをマル無視するルシウスですが、
PRにハキームほどお金をかけてもらえないジャマルのアルバムは
地道な草の根PRでジワジワとファンを広げつつあります。


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